インターフォン越しに門前払い
こんばんは、Ｊｉｕです。
男性の行方調査はＹさんがやり始めたばかりだったけど、
急に私が担当することになったので、
細かな引き継ぎをしないまま調査に入ったのね。
今日はＹさんから依頼の経緯を教えていただいたよ。
男性はなんと刑事事件を起こして、刑務所に服役してたんだって。
その事件の頃からご両親も心労があって、
父親は亡くなって、母親は痴呆症で入院したのね。
男性は３年前まではこの実家に住んでたけど、
その後行方が分からなくなったって。
依頼は、このお家の土地を購入したいという依頼者様が、
交渉したいが行き先が分からないので、調べてほしいって内容だったの。
ゴミを出してたのは近くに住むお婆ちゃんだったって分かったので、
今日はお婆ちゃんを調べるために、法務局に行って、
お家の登記簿を取ってみたよ。
ついでに男性の実家の登記簿も取ってみたの。
すると、お婆ちゃんは亡くなった父親の兄弟だったことが分かったよ。
男性の実家の登記簿には、祖父から相続された内容が書いてあって、
父親の名前と、その他にお婆ちゃんと同じ住所の女性の名前が
書かれてたのね。
もう一人兄弟だと思われる男性の名前も書いてあったよ。
たぶん、お婆ちゃんなら男性の行方を知ってるかもしれないので、
さっそく聞き込みしたよ。
でも、門前払いされちゃった。。
インターフォン越しで外に出てくることもなかったの。
聞き込みの方法は、以前にＹさんが使った手で、
うちのお婆ちゃんが懐かしくて会いたがってると言ったのね。
お婆ちゃんの息子さんだと思う男性がインターフォンに出てきたの。
私の住所とか名前とか細かく聞かれちゃった。
何だかすっごく警戒してるみたいだよ。
いちおう、大体の住所や名前は準備してたので、
聞かれても大丈夫だったけどね。
男性に替わってお婆ちゃんがインターフォンに出てきたの。
お婆ちゃんからは母親の入院先と父親のお墓の場所が聞けたよ。
でも男性の行方は知らないって。
母親の入院先は、実家からずっと離れた山奥にあるって分かったのね。
もしかして、男性はその近辺に住んでるかもしれないよ。
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