歯医者さんで子供の悲鳴

こんばんは、Ｊｉｕです。

ギャー～。。ヤダヨォ～～。。ヒィィ～。。

チラシを配ってたら突然、子供の悲鳴が聞こえてきたの。

何かあったのか怖くなってきたよ。

道を歩いてる人も立ち止まって見た先は歯医者さんだったの。

中から先生の、痛くないよと言ってるような声が聞こえてたよ。

歯の治療は怖いよね。

大人の私でも嫌なんだもの、子供にとっては恐怖ＭＡＸだよね。。

でも悲鳴の元は歯医者さんで良かったよ。

もし事件だったら大変だったもの。

悲鳴に驚いた人たちも原因が分かって安心したみたいで、

ニコニコ顔になってたよ。

どういう子か興味が湧いてきたので、外で待つことにしたの。

ねっ。。野次馬の私だよ。

道路沿いにある石の椅子に座ってると、

隣りにお爺ちゃんが座って私に話しかけてきたの。

優しい笑顔のお爺ちゃんで、どこか親しみやすい感じなのね。

「あの子も一生、歯医者と付き合うことになるのかなぁ。」って言ってたの。

聞けばお爺ちゃんは小学生の頃から歯医者さんに通って半世紀以上になるとか。

えぇ～。。そんなに長く通ってるのぉ。。

私が生まれるずっと前だよ。すっご～い。。

今ではこの治療は、こうしてああしてと治療の順番が分かってるんだって。

だよねぇ。。半世紀以上も歯医者さんに通ってれば分かるよね。

このお爺ちゃん、すっごく人懐っこい感じなのね。

初めてお会いしたのに、ついつい色んなお話しをしたよ。

しばらくすると、歯医者さんから

小さな男の子がお母さんに抱っこされて出てきたの。

目にはまだ涙の跡があったよ。お母さんは、子供の頭を撫でてたの。

お爺ちゃんは立ち上がって「よく頑張ったね」と優しく声をかけてたよ。

男の子がニコニコ顔になったのが良かったよ。さすが、お爺ちゃん。

お爺ちゃんは私にも手を振ってバイバイしてくれたの。

素敵なお爺ちゃんだったよ。。

今日も一日中チラシ配りだったのね。

配ったチラシの半分以上は捨てられてるようなの。

残りの半分も見ていただけてるかどうか分かんないのね。

でもＹさん曰く「９９９９人に捨てられてもいい。

たった一人、探偵が必要な人に届けばいい。」

探偵を必要としてる人にいつ届くか分かんないけど、

地道に配るしかないよ。

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